【環境出前授業報告】東香里小学校「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう(屋外版)」

2021年9月24日に東香里小学校(4年生2クラス)で「環境出前授業」を行ないました。テーマは「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう(屋外版)」でした。 今回も「コロナ感染対策」をしっかりと行なって「環境出前授業」に臨みました。

今回は、学校の方からの要望に応え、今話題の世界「目標17項目」 「SDGs」の内容も盛り込みました。特に、目標⑦ 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」  目標⑬ 「気候変動に具体的な対策を」について紹介し、地球環境など世界中が同じ「目標17項目」の達成に向けて取り組んでいる事を認識してもらいました。

この様に、臨機応変に要望に対応しながら、スタッフ一同果敢に取り組み、常に「環境出前授業」内容を刷新しています。

前半は教室では座学中心に授業を進め、私たちの今の生活には「電気」はなくてはならないものである事、しかし、その「電気」を発電するために、今はたくさんのCO2を排出している事、その結果「地球温暖化」の大きな原因の1つになっている事などを事例を挙げ説明しながら学んでもらいました。そして、この様な現状の中で、今私たちに出来る事はどんな事があるか、子どもたちに考えてもらいました。

その後、後半は校庭に出て児童を3班に分けて、次の3つの体験をしてもらいました。「太陽光パネル発電のパワーの体験」では、体験① 「ソーラースクーター」 で太陽光の凄さを体験してもらいました。体験② 「ソーラー噴水」 で太陽光の力を体験してもらいました。「電気を作り出すことの大変さの体験」では、体験③ 「自転車発電」 でペダルを一生懸命こぐ事によって電気を作る大切さを体験してもらいました。

体験①

「ソーラースクーター」では、太陽光パネルで発電した「電気」がモーターを回転しタイヤの「回転力」に変換してスクーター、が走るしくみを説明した後、実際に乗ってもらい走行運転を体験してもらいました。

太陽光の凄さと活用方法などを理解してもらいました。子どもたちは太陽光の凄さと素晴らしさに驚いた様子でした。

体験②

「ソーラー噴水」では、太陽光パネルで発電した「電気」が水槽の中にある噴水モーターを回転し噴水が出るしくみを説明後、1メートル以上上がっている噴水が、太陽光パネルの上に「雲」を形取った段ボールをかざすと、一気に出なくなる事を体験してもらい、自然エネルギーが天候に左右される不安定な一面もある事を理解してもらいました。子ども達は太陽光による噴水の勢いに歓声をあげていました。

体験③

「自転車発電」では、最初に ペダルをこぐ事で後タイヤと発電機が回転し発電した「電気」によって電球が点灯するというしくみを説明しました。その後、電球の種類によって「ペダルをこぐ力の差」があることを体感してもらうと共に、電気量の少ないエコ照明の必要性についても確認してもらいました。又、今回は数名の児童に「テレビ」を映すことにもチャレンジしてもらい、電気の大切さを実感してもらいました。一生懸命にペダルをこいでテレビが映ると子どもたちから歓声があがりました。

最後に、まとめとして、皆さんが使っている「電気」も発電方法によってCO2の発生源となっており「地球温暖化」の1つの原因にもなっている事を理解しもらい、「電気」を皆さんが大切に使う事が「地球環境」を守る事にもつながるので、これからも色々なところでも無駄な電気を使わずに「省エネ」を意識して取り組んで下さい。と言う事で締めくくりました。

体験時においてもコロナ感染対策も充分に実施しました。

<2021年9月30日更新>