【活動報告】環境ティールーム10月「都市に田んぼがあることの環境面のメリットを考えよう」

2020年10月8日(木)、枚方市 サプリ村野環境情報コーナーにて、「環境ティールーム」を開催しました。14名の市民や会員の方に参加いただきました。

今回のテーマは、「都市に田んぼがあることのメリットを考えよう」ということで、まず、まだまだ身近に田んぼがある枚方にお住まいの参加者の皆様が思い思いに感じるメリットを出し合いました。そして、「田んぼは残ってほしい」「

精神的メリット
・癒される ・風が気持ちいい ・水を張った田んぼから吹いてくる風で涼しい ・心の原風景になっている ・

環境面でのメリット
・涼しい ・多種多様な生き物がいる ・命のつながり・環境循環に不可欠
・保水力が高く、治水に役立つ

◇なぜ田んぼがなくなるのか?
・後継者がいない ・経済的理由で土地を手放す ・農業の経営が厳しい ・周囲の住人(マンションなど)からの苦情がある(野焼きなど)

◇どうしたら残せるか(主な意見)
・我々市民が力を貸す ・クラウドファウンディングで買い取る ・若いい世代で農業をやりたい方にやってもらう ・市民農園の拡大 ・お米を高く買い取る
・まとまった農地にも所有者が沢山いるのでそれをまとめていく ・国策として方針をだす ・農地を残すシステムを構築する ・生産性を上げ、収益率を上げる ・公益性のある団体が買い取り市民で運営していく ・昔のやり方を引き継ぐのではなく今できるやり方でやる ・ 日本の食料自給率を高める意識をもつ

~まとめ~
 講師から、法律的な問題や説明、そして、農業従事者が約20年活動し都市農地の必要性を行政に訴え、生産緑地法の改正に成功したという話がありました。これにより 地方自治体に一部の権限が移譲され、独自に〇○モデルといわれるような事例もできているといった話がありました。

「仕方がない」ではなく、地域の人々が本気で残したいと思い、地域で支えていくことが大切。 どうしたら残せるかをみんなが考え、声をまとめて訴えていくことでしか法律や状況は変えられない、環境は守れない、ということを共有し終了しました。