【環境出前授業 報告】 2019年5月18日樟葉北小学校 土曜授業


2019年5月18日に樟葉北小学校で4年生2クラスを対象に今期第1回目の環境出前授業を行なって来ました。当日は土曜授業日で、父兄の皆さんも沢山来られている中での授業でした。

今回のテーマは、「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう」でした。

前半、教室で、いろいろな発電方法やその燃料について、そして私たちの生活には「電気」はなくてはならないものである事、その「電気」をつくる事と「環境」とはどうつながっているか、などを学習しました。

当日は昨日までの快晴とは打って変わってあいにくの曇天となり、太陽光パネルも充分なパワーを発揮出来ない為、急遽、体験メニューを一部変更しての実施となりました。

通常、天候が良ければ、屋外で「ソーラースクーター」「ソーラー噴水」「自転車発電」の3つの体験を全員にしてもらうのですが、今回は、一部、雨天用メニューを取り入れて、屋外で「ソーラースクーターとソーラー噴水」「自転車発電」、室内で「風力発電や圧電発電、手廻し発電など」の3つを全員に体験していただきました。

「ソーラー」のグループには、「ソーラースクーター」は人を乗せて走る程のパワーが出ないので、太陽光パネルで発電した電気でスクーターが走る事を説明し、グリップの開度に合わせて車輪が廻る事を見てもらいました。その後「ソーラー噴水」で、1メートル弱上がっている噴水が、太陽光パネルの上に「雲」を形取った段ボールをかざすと、一気に出なくなる事を体験してもらい、自然エネルギーが天候に左右される不安定な一面もある事を理解していただきました。

「自転車発電」では、LED灯はペダルを軽くこいでも点灯するのに対し、白熱電球は一生懸命こがないと点灯せず、両者の消費電力の差を体感していただきました。

「室内」では、模型の風力発電機を、「回転数」に応じて点灯するLEDの数が増減する装置につないで、それを児童たちがうちわであおぐ事によって風の強弱で発電量が変動する不安定さを実感したり、手廻し発電機でせんぷうきを廻したりLEDを点灯させたり、の体験をしていただきました。

最後に、教室に戻って「環境負荷」と密接につながっている「電気」を大切に使う為に自分たちで出来る事をしっかりやりましょう、と言う事で締めくくりました。

<2019.5.27更新>