枚方市環境基本条例は「健全で恵み豊かな環境を保全し、ゆとりと潤いのある快適な環境を創造する担い手は、市民・事業者・行政である」と述べています。 環境保全都市を実現するためには、環境の保全と創造の担い手である市民・事業者・行政が協働して取り組みを行うことが必要です。
現在、枚方市では、環境関連の市民団体がさまざまな活動を展開し、環境活動への関心と意欲を持つ市民も多数います。また、市域の事業者は、事業活動における環境への配慮や、事業を超えた社会的貢献としての環境活動を実施しています。
これらの市民・事業者・行政がパートナーシップを形成し、ともに取り組みを行うための「拠点組織」として、ひらかた環境ネットワーク会議を設立しました。
◆平成14年7月から平成15年2月まで
平成14年7月に、環境関連の市民団体の代表者10名からなる「(仮称)環境ネットワーク会議設立準備会」(非公式な助言組織)が設置され、ネットワーク会議の基本的事項に関して検討を重ねました。その後、より幅広い意見や、ネットワーク会議設立後に活躍できる人材を集めるため、準備会を拡大・再編し、市民公募による準備会を立ち上げることになりました。
◆平成15年2月から平成16年2月まで
平成15年2月に「広報ひらかた」で、委員の公募を行ない、3月に「ひらかた環境ネットワーク会議企画運営準備会」を設置しました。企画運営準備会は、市民(21名)・事業者(4名)・行政(2名)の3者による委員編成となりました。準備会では「ひらかた環境ネットワーク会議」の果たすべき役割や、組織構成、運営のあり方などについて話し合いを重ねました。
◆平成16年2月
設立総会を開催し、会則、役員、事業計画、予算の各案が承認され、ひらかた環境ネットワーク会議が発足しました。役員には、会長1名、副会長2名、運営委員12名(会長、副会長含む)、監事1名を置き、組織体制としては、運営委員会のほかに、会の目的を具体的に遂行する下部組織として、「自然環境部会」、「ごみ・エネルギー部会」、「公共交通部会」、「まちづくり部会」、「環境教育サポート部会」の5部会を立ち上げました。
◆平成16年11月
第11回運営委員会で谷﨑会長から、活動の充実や社会的信頼性の向上、安定した組織運営を行うために今や必要不可欠なNPO法人格の取得を検討するために、NPO法人化検討に関するプロジェクトチーム編成の提案がなされ、NPO法人化検討チームを立ち上げました。
◆平成17年6月
活動の充実や社会的信頼性の向上、安定した組織運営を行うためにNPO法人の設立について前向きに検討することが定時総会で承認され、その後の第21回運営委員会で、NPO法人設立のプロジェクトチームを立ち上げ、法人化に向けての準備を開始しました。
◆平成17年10月
平成17年度第1回臨時総会とNPO法人設立総会を開催しました。臨時総会では、NPO法人成立後に任意団体である「ひらかた環境ネットワーク会議」を、解散することが承認されました。また、NPO法人設立総会では、「設立認証申請承認の件」、「活動目的等の確認の件」、「定款承認の件」、「設立当初の財産目録承認の件」、「設立初年度及び翌年度の事業計画書承認の件」、「設立初年度及び翌年度の収支予算書承認の件」、「設立代表者の選任の件」、「議事録署名人の選任の件」が承認され、大阪府へNPO法人設立認証の申請を行うことになりました。
平成10年3月 | 枚方市環境基本条例制定 |
平成14年 7月 | (仮称)環境ネットワーク会議設立準備会を設置 |
平成15年2月 | ひらかた環境ネットワーク会議企画運営準備会を設置 |
平成16年 2月 | ひらかた環境ネットワーク会議が発足 |
平成16年2月 | 自然環境、ごみ・エネルギー、公共交通、まちづくり、環境教育サポートの5部会を設置 |
平成17年5月 | 事務所を枚方市役所環境総務課内からサプリ村野3階に移転 |
平成17年10月 | 臨時総会とNPO法人設立総会を開催し、平成18年度からNPO法人に移行することを決定 |
平成18年4月
(2006年) |
設立登記を完了し、特定非営利活動法人ひらかた環境ネットワーク会議が発足 |