【環境出前授業報告】さだ西小「校庭の木の観察を通して木の役割を考えよう!」

さだ西小学校のエコクラブの児童(4年~6年生18人)を対象に、11月14日(月)に、「校庭の木の観察を通して木の役割について考えよう!」をテーマに環境出前授業を実施しました。

普段は何げなく見ている校庭の木が四季を通して、新緑や紅葉で気持ちを和ませてくれるだけでなく、木の生育が地球温暖化防止や生物多様性にも大きな役割を果たしていることを、枚方市の環境副読本の内容紹介もしながら「校庭の木の探検ツアー」をしました。

1.出前授業の内容

(1)校庭の代表となる木を24本選定し、事前に各樹木に名前と簡単な説明に加えて、詳しい内容をタブレットPCからも調べられるQRコードを「ネームプレート」に印刷して取り付けました。

(2)児童たちには画板と事前に作成した樹木の名前と観察記録のシートを配布し、以下の3点を念頭に観察して周りました。

①校庭の樹木を通して、木の特徴や地球温暖化防止などにも役立っていること。

➁校庭の樹木を通して、気持ちを和ませてくれる「緑化の大切さ」を知ってもらうこと。

➂校庭の樹木は二酸化炭素の吸収源となり「脱炭素社会」にも貢献していること。

2.校庭の木の探検ツアーの様子

(1)子ども達には「校庭の木の観察シート」をつけた画板を持って、「ネームプレート」の付けられた校庭の樹木を見てまわり、葉の色や形など見たことや感じたことを記録し、解説も熱心に耳を傾けてくれました。

(2)まとめとして、枚方市の環境副読本にも掲載されている「自然のはなし」や「人間や動植物の生活」に樹木が色んな役割をしてくれていることや、総合学習で学ぶ「持続可能な開発目標(SDGs)の目標「13:気候変動に具体的な対策を」、「15:陸の豊かさを守ろう」に関係することにも触れて観察を終了しました。

最後に「さだ西小学校のエコクラブ」の4年生、5年生、6年生の児童たちの観察記録を見させてもらいましたが、観察シートには45分の短い時間にしっかりと、記録と感じたことが書かれていました。 

また、今回24本の木にネームプレートを付けたことで、より多くの児童にも木の名前や特徴を知ってもらえると同時に、今後はQRコードを活用して総合学習やICT教育の中でも利用して頂 けることを期待しています。