山田東小学校の4年1組(18名)、2組(18名)を対象に、9月1日(木)に「ペットボトルから使い捨て問題を考えよう!」のテーマで、生活の中で発生する「使い捨てのプラスチックごみ」の現状と削減の取り組みについて、昨年に引き続き環境出前授業の依頼が在り行いました。当校では、ペットボトルのキャップを収集する「エコキャップ活動」に家庭と学校ぐるみで積極的に取り組まれており、ひらかた環境ネットワーク会議とも集団回収の連携を図っている小学校です。
今回は家庭から発生する使い捨てプラスチックゴミの現状とその影響を中心に、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みの関連と、枚方市の環境副読本の内容を基本に、家庭ごみの現状とプラスチックごみのリサイクルを中心に学習し、その後に実際の家庭ごみのサンプルを用いて、リサイクルマークと分別方法の体験学習をしました。
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授業の最初に便利な生活の一方で、海外や日本の海岸に集まった沢山のゴミや、身近な天の川の岸辺に落ちたゴミを比較しながら、ポイ捨てされた家庭ゴミが川や海に沢山たまっていることを知ってもらいました。
また、そのごみを分析した結果、自然に分解しないプラスチック製のゴミが多く、特にマイクロプラスチックが 生物に悪影響を与えているということを新聞記事や写真で知ってもらいました。
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そして現在の生活スタイルの中でどのような種類のゴミが増えて、どのような問題が発生しているかを、写真と実際の「使い捨てのプラスチックごみ」のサンプルを展示して紹介しました。
続いて枚方市の環境副読本を基に「枚方市のゴミの発生量と費用」、そして「ごみを減らし資源を有効に活用する」社会の仕組み「循環型社会」と、それを支える「4R」の取り組みの大切なことを学びました。
体験学習として、生活の中で使い捨てしているペットボトルなどのプラスチックごみや、包装容器、牛乳パック、その種類別に分別する体験をしました。その中で同じプラスチックごみでも表示や記号が違うことなど、普段は 意識していなかったことに、少しでも関心を持ってもらえたと思います。
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まとめとしての学習プリントの感想欄には、新しく知ったことに「プラスチックゴミが生物に与える影響」、「プラスチックが石油からできていること」、「植物からもプラスチックができること」、「ゴミ分別のいろんなマークがついていること」、「エコキャップの話」、「ごみの量とごみ処理の費用が多いこと」、「ゴミを減らすと地球環境にいいこと」、「ゴミを減らす大切さ」など、素直な感想が書かれており、短い時間の中で児童たちなりに新しい発見があったことを感じました。
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まだ4年生では、「循環型社会」のことは習っていなかったようですが、基本となる「4R」については、学校の授業や体験型学習の復習として、児童たちは活発に答えてくれたことが大変心に残りました。