【環境出前授業報告】東香里小学校「エネルギー(屋外版)」

東香里小学校からご依頼をいただき、9月12日に「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう(屋外版)」の「環境出前授業」を行って来ました。昨年の4年のご担任の先生が今年度も4年を受けもたれ、昨年と同じメニューをやって欲しいとのご依頼でした。当日の朝になって1クラスが学級閉鎖となったため急遽5時限目のみの実施となりました。

前半は、教室でSDGsの話しも交えながら、私たちが過去から現在までどんな「エネルギー」を発見し利用してきたか、そして今は私たちの生活には「電気エネルギー」はなくてはならないものになっている事、しかしその「電気」をつくるために、今はたくさんのCO2を排出している事、その事が「地球温暖化」の大きな原因のひとつになっている事などを事例を交えながら学んでもらいました。
そして、そう言う現状の中で、私たちに出来る事にはどんな事があるのかをみんなで考えました。

その後校庭に出て、「ソーラースクーター」と「ソーラー噴水」で「自然エネルギーを利用した太陽光発電のパワーの体験」を、そして「自転車発電」でペダルを一生懸命こぐ事によって「電気を作り出すことの大変さの体験」をしていただきました。当日は幸い晴天に恵まれ絶好のソーラー発電日和となりましたが、体験の待ち時間には日陰で待ってもらうなど、児童の熱中症対策には充分配慮して実施をしました。

「ソーラースクーターの体験」では、太陽光パネルで発電した「電気」を「力」に変換してスクーターが走る事を説明し、グリップの開度に合わせて車輪の廻る早さが変化する事を見てもらってから、自分たちで実際に運転をしてもらいました。雲ひとつ無い晴天の中、ソーラースクーターを運転した児童たちはソーラーパワーの力強さを充分に体験する事が出来ました。

「ソーラー噴水の体験」では、1メートル以上上がっている噴水が、太陽光パネルの上に「雲」を形取った段ボールをかざすと、一気に出なくなる事を体験してもらい、自然エネルギーが天候に左右される不安定な一面もある事を理解してもらいました。

「自転車発電の体験」では、LED灯はペダルを軽くこいでも点灯するのに対し、白熱電球は一生懸命こがないと点灯せず、両者の消費電力の差を「こぐ力の差」として体感してもらいました。

又、「テレビ」を点ける事にもチャレンジしてもらい、一生懸命にペダルをこいでテレビが点くとみんなから歓声があがりました。

最後にまとめとして、「環境」と密接につながっている「電気」を大切につかう事が「地球環境」を守る事にもつながるので、これからも自分たちで出来る事をしっかりやりましょう、と言う話しで締めくくりました。