【報告】「食品ロスを考える」開催しました

第2回環境ティールーム7月「食品ロスを考える」開催しました

2018年7月12日() 於:サプリ村野環境情報コーナー 

 

暑い中、食品ロスに関心のある9名の方がお越しくださり、講師でテーブルを囲み意見を出し合いました。

 

今回のテーマ「食品ロス」は特に主婦の方の関心が高く、参加してくださった方は各ご家庭では「捨てない・残さない」ためにいろいろ工夫しておられました。

一方、社会全体の食品ロスについては、心が痛むものの具体的な働きかけはできない方が多かったです。しかし中には、店舗での実態や企業の取り組み、NPOの活動を紹介してくださる方もおられ、みんなの関心が広がり、また深めることができたと思います。

最後にはいつも講師から「社会は、わたしたちが声を上げていかないと動かない」というお話があります。「大きな声にするのはまず私たちの一声から」ということを常に意識して行動することの大切さを再認識しました。

次回のテーマは、「巨大化する自然災害にどう対処するか」

日時:9月13日(木)10:30~12:00

場所: サプリ村野環境情報コーナー

以下、話の概要です。興味のある方は読んでください

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(講師)皆さんは、食べ物を手つかずで捨てたことがありますか?

  (2人手が上がりました)

(講師)食品ロスの現状として、「世界では生産量の1/3の食品が捨てられている」といわれています。日本では、年間646万トン。毎日一人茶碗一杯分のごはんを捨てている量になる。(この量には家庭で捨てているもんは含まれない)どうしてこういうことになっているのでしょうか。 

  ・店舗での売れ残りが多いのではないか。

  ・製造ラインでの破材・規格外の食品も含まれているのではないか。

  ・消費期限切れの廃棄が多いのではないか。

  ・作りすぎではないか。

 

(講師)どういうものを捨ててしまうか。どうしたら、食品ロスが減るでしょうか?

  家庭では(家庭で出るロスは、1020%である)

  〇捨てないための工夫

   ・まず買い過ぎないことが大切

   ・食べ残しをしない。少なめに作る

   ・残り物でアレンジ料理する

   ・冷蔵庫の中を週に1回は点検する。

   ・一週間の献立を考える。

   ・野菜保存袋の活用

  〇たくさん採れた、たくさんいただいた時の工夫

   ・おすそわけできるコミュニティの形成

   ・作りすぎたものを持ち寄り一緒にごはんを食べる。

   ・一度にとれた野菜や果物は、保存食品をつくる(ジャムなど)

   ・料理のレパートリーを増やす。

 

社会では(スーパーやコンビニでの廃棄量がすごい!!)

  ・実態を見てもらう、知ってもらうことも大切

  ・消費期限、賞味期限の見直し。製造側の責任を減らし、消費者の自己責任の範囲を多くすることで、無駄な廃棄が減るのではないか。

  ・食品残渣の家畜の飼料化や農場のたい肥化に取り組んでいる企業もある。

  ・飢餓に苦しんでいる人もいる。フードバンクの活動をもっと広げていく。

枚方でも「子ども食堂」と提携している企業もある。  

 

今後私たちの役割

 ・消費者の意識を変える。

夕方に行っても品物がたくさんあることは「いいことではない」

 ・今日のような話をどう広げていくかが大切。情報発信。

  具体的な数字で見せるのが一番効果的。データを一般に知らる。

・切実な問題としてとらえられていない⇒法整備の声をあげることも必要

(2018.7.23)