10月19日(水)枚方市内の大型太陽光発電設備「枚方ソラパ」と比良山山麓のマイクロ水力発電のバス見学会を行いました。
枚方ソラパは、平成25年より出口に設けられた発電設備で、年間の発電量は約61万kWh、約170世帯分の年間消費電力量に相当します。
過去最高として550kwの発電があり、発電能力が高まるのは6月ごろ。高温になるとパネルの発電能力が落ちるそうです。
パネルは10度の傾斜があり、近隣のマンションにパネルの反射光が当たらないように設計されているとのこと。いろんな工夫があるのですね。
春には美しい桜の見所スポットでもあります。
大津市北比良の山中で、わずかな水流で発電できる「マイクロ水力発電機」、比良山系は1000メートル級の山々から琵琶湖に注ぐ河川が20本以上あり、この地形を生かそうとびわこ成蹊スポーツ大(大津市)の青木豊明教授 が取り組みを始めました。
マイクロ水力発電は、小川や用水路といった小さな水の流れでも発電できるため環境負荷が少ないそうです。湖西地域では比良山系の高低差があるため、その地形を生かした自然エネルギーということです。
今回青木教授にご同行いただき、特別なお計らいで、教授のご自宅の小水力水車等(ペルトン水車、ターボ水車、プロペラ水車等)も見学させていただきました。
青木教授は家庭の水道蛇口に水車を取り付け、発電装置によってLED電灯が灯るようにもなさっておられました。水力発電の可能性は、私たちの日常にもあるのですね。
比良国定公園内にあるマイクロ水力発電機は、山の高低差を利用した水流の力でタービン(ペルトン水車)を回して発電しています。毎秒1リットルで約100ワットを発電、水はまた元の比良山に戻しているそうです。
青木教授は、「マイクロ水力発電は小さい発電機ででき、環境にやさしく安定供給が可能な優れたエネルギーであることを知ってもらいたい。日本は小水力発電が最も適している。」と話されていらっしゃいました。