【環境出前授業報告】さだ西小 地球温暖化と私たちの生活につい考えよう!

さだ西小学校エコクラブの児童(4年~6年生18人)を対象に、12月12日(月)「地球温暖化と私たちの生活について考えよう!」をテーマとして環境出前授業を行いました。

地球温暖化の被害の実態を身近なところからスライドで紹介し、その主な原因である二酸化炭素の発生は私たちの便利な生活にも関係していることを、実験と具体的な事例を交えながら説明し、自分たちに出来ることを学習しました。

最初に最近の巨大台風や、豪雨災害など現状の写真を見て、身近な問題であることを知ってもらいました。         

そして温暖化が進んでいる大きな原因の一つは、石油やガスなどの化石燃料を燃やした時に発生する二酸化炭素であることを説明し、地球に見立てた水槽の中でロウソクを燃やして二酸化炭素の発生量を測定しました。

最初は水槽の中の二酸化炭素の濃度が400ppmであったのが、ロウソクが燃えると3分で1000~ 1500ppmになり、4分を超えると警戒レベル2000ppmに達し、その増加をグラフにして確認しました。

一方で、普段使っている電気は間接的には、火力発電所の二酸化炭素発生に繋がっていることを説明し、節電や省エネをすることの大切さを、白熱電球、蛍光灯、LED電球で比較する実験を一緒に行いました。

児童たちに40Wの白熱球と同じ明るさの蛍光灯とLEDランプを用意して、ワット計で表示される消費電力の値を読んでもらい、電気エネルギーの消費が少ない省エネランプをみんなで確認しました。

また、将来に向けて大切な「二酸化炭素を出さない生活」の実験として、従来型のソーラーハウスに蓄電池を備えた「ネットゼロ・エネルーハウス(ZEH)」のモデルを使った比較実験にも、太陽光を隠す雲の役割で 参加してもらい、蓄電池があれば電気が安定して使えることを確認しました。

最後のまとめは、クイズ形式で地球温暖化は、化石燃料を燃やすことが二酸化炭素(CO2)の増加に影響していること、私たちの使用している電気やガスなどのエネルギーを無駄なく使うことが大切であること。

そして、このような問題を解決する新しい取り組みや、技術開発が進んでいることも学びました。                                                   

児童たちには、最後に感想を書いてもらいましたが、「地球温暖化の原因がニ酸化炭素だと分かった」、「二酸化炭素のことが知れてよかった」、「エネルギーの使いすぎに気をつけようと思った」、「LEDランプが省エネに良いとがわかった」、「地球温暖化を防ぐには自分たちが行動しなければならない」など、子供たちなりに理解し、関心を持ってくれたことが、今後の活動の励みになりました。