12月13日(月) さだ西小学校の後期総合学習でエコクラブの児童(4年~6年生24人)を対象に環境出前授業を行いました。
今回のテーマは、「地球温暖化と私たちの暮らしについて学ぼう!」でした。これは、 SDGsの13番「気候変動に具体的な対策を」に関連しています。
この授業を通して、自分たちに何が出来るかを 子どもたちと一緒に考えました。
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最初に、地球で起きている温暖化の影響をスライドで見ながら、最近の巨大台風や、豪雨災害など現状のリアルな写真を見て身近な問題であることを知ってもらいました。
そして、地球温暖化が進んでいる大きな原因の一つは、石油やガスなどの化石燃料を燃やした時に発生する二酸化炭素であることを説明し、地球に見立てた水槽の中でロウソクを燃やして二酸化炭素の発生量を測定しました。
最初は水槽の中の二酸化炭素の濃度が400ppmであったのが、ロウソクが燃えると2分で1000~1500ppmになり、4分では測定器の赤線で示す警戒レベル2000ppmに達し、その増加をグラフにして確認しました。
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一方で、普段使っている電気も間接的には、火力発電所の二酸化炭素発生に繋がっていることを説明し、節電や省エネをすることの大切さを知ってもらいました。
具体的な実験として、同じ明るさの 白熱電球、蛍光灯、LED電球 それぞれの消費電力の数値を児童に読み取ってもらい、一番電気を多く使うのが白熱球で次に蛍光灯、LEDランプであることを確認しました。そこで、白熱灯をLEDランプ に交換することで二酸化炭素と電気代が約1/6になるということを理解してもらいました。
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また、将来に向けて大切な「二酸化炭素を出さない生活」を考えるために「ネットゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」のモデルを使った実験を行いました。児童には、太陽光を隠す雲の役割で参加してもらい、楽みながら実感してもらいました。
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最後にクイズ形式で次のようなことをまとめました。
・地球温暖化は、化石燃料を燃やすことが二酸化炭素(CO2)の増加に影響している
・私たちの使用している電気やガスなどのエネルギーを無駄なく使うことが大切である
・そして、このような問題を解決する技術として太陽光や風力など自然ネルギーの利用が進んでいる
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