さだ西小学校のエコクラブの児童(4年~6年生24人)を対象に、5月24日(月)に「使い捨てを考えよう!」のテーマで、生活の中で発生する「プラスチックごみの削減」について、環境出前授業を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策に配慮した授業を昨年の10月から再開し、今年度(R3年)最初のエコクラブ の出前授業として「使い捨てを考えよう!:プラスチックごみ編」を、実際の再資源化できる一般の家庭ごみを用いて、リサイクルマークと分別方法を新しいクラブ員と共に体験学習をしました。
授業の最初に約50年前の大阪市の河川に家庭ゴミが沢山捨てられていた写真や、現在の国内外の海岸のゴミの問題を比較しながら、現在の生活スタイルの中でどのような種類のゴミが増えて、どのような問題が発生しているかを紹介しました。 続いて枚方市の環境副読本を基に「枚方市のゴミの発生量と費用」、そして「資源として再利用できるごみ」を有効に活用する「循環型社会」の仕組みについて学びました。
その中で現在の生活で使い捨てしているプラスチックごみがいかに多いか、そして社会ではどのような取り組みをしているかなど、環境副読本を基本にプリントとプラスチックリサイクルのチラシを使って学習しました。体験学習として、生活の中で使い捨てしているペットボトルなどのプラスチックごみや、包装容器、牛乳パック、空き缶などの資源ごみを使って、グループ毎に再資源化するためのリサイクルマーク(記号や番号)を探して、その種類別に分別する体験をしました。その中で同じプラスチックごみでも表示や記号が違うことなど、普段は意識していなかったことに、少しでも関心を持ってもらえたと思います。
まとめとしての学習プリントの感想欄には、「プラスチックが石油からで出来ていることを知らなかった」、「ポイ捨てをせずに分別することが地球のためになる」「マイクロプラスチックの生物への影響を知った」「プラスチックの種類が知れた」など、素直な感想が書かれており、短い時間の中で児童たちなりに新しい発見があったことを感じました。 <2021.5.28更新>