山田東小学校の4年1組(18名)、2組(18名)を対象に、6月15日(火)に「ペットボトルから使い捨てを考えよう!」のテーマで、生活の中で発生する「使い捨てのプラスチックごみの削減」の現状と取り組みについて、環境出前授業を行いました。
山田東小学校では、ペットボトルのキャップを収集する「エコキャップ活動」に家庭と学校ぐるみで積極的に取組まれており、ひらかた環境ネットワーク会議とも集団回収の連携を図っている小学校です。
今回は枚方市の家庭ごみの現状とプラスチックごみのリサイクルを中心に学習し、その後に実際の家庭ごみのサンプルを用いて、リサイクルマークと分別方法の体験学習をしました。
授業の最初に約50年前の大阪市の河川に家庭ゴミが沢山捨てられていた写真や、現在の国内外の海岸のゴミの問題を比較しながら、現在の生活スタイルの中でどのような種類のゴミが増えて、どのような問題が発生しているかを紹介し、実際に「使い捨てのプラスチックごみ」のサンプル等も展示して紹介しました。
続いて枚方市の環境副読本を基に「枚方市のゴミの発生量と費用」、そして「ごみを減らし資源を有効に活用」 する社会の仕組み「循環型社会」と、それを支える「4R」の取り組みの大切なことを学びました。
体験学習として、生活の中で使い捨てしているペットボトルなどのプラスチックごみや、包装容器、牛乳パック、空き缶などの資源ごみを使って、グループ毎に再資源化するためのリサイクルマーク(記号や番号)を探して、その種類別に分別する体験をしました。その中で同じプラスチックごみでも表示や記号が違うことなど、普段は意識していなかったことに、少しでも関心を持ってもらえたと思います。
まとめとしての学習プリントの感想欄には、「ごみの量とごみ処理の費用が多いことが分かった」、「昔と今の川のごみの違いに驚いた」、「プラスチックが石油からできているとは知らなかった」、「ごみを川に捨ててはいけないと思った」、「プラスチックに種類があり分別が難しかった」など、素直な感想が書かれており、短い時間の中で児童たちなりに新しい発見があったことを感じました。
今回は「循環型社会」の基本となる「4R」については、学校授業の復習と体験型学習を通して、児童たちが 活発に学んでくれたことが、環境出前授業の励みになりました。
<2021年7月1日更新>