平成29年12月7日樟葉西小学校へ6年生対象に「酸性雨について」の出前授業を行いました。
地球温暖化の話や酸性雨の発生するメカニズムを学習し、その後実験に移りました。
改良でより見やすくなった水槽を小さな地球に見立てて、地表の水が蒸発して雲になり、上空で冷やされて水滴が出来、それが雨となって地表に降って来る、と云う、「理科の授業」で学んだ自然の循環の中で、工場や車から排出されたり、ジェット気流にのって外国から運ばれて来る各種酸化物が雨粒に溶け込んで酸性雨の大きな原因になっている事をモデル的に再現しました。
実験で、発生した水滴(雨粒)を取り出し、リトマス試験紙で酸性度のチェックをすると、たちまち色が変化して、化石燃料の燃焼によって生じる硫黄酸化物などが、大気中で反応して酸性雨が発生するメカニズムを実感してもらう事が出来ました。
今回は授業は進め方にも少し工夫をし、できるだけ一人一人に発言してもらえる場を積極的に設け行ったところ、子供達もどんどん手を挙げて質問をしてくれるようになり、白熱した雰囲気の中授業を進めることができました。
対象:6年生 約30名×3クラス