【環境出前授業報告】桜丘小「エネルギー(屋外版)」

10月11日に桜丘小学校の4年3クラスを対象に「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう(屋外版)」の「環境出前授業」を行って来ました。前日の午前中までは雨模様でしたが、当日は朝から晴れ間ものぞく天気となりスタッフ一同一安心して授業に臨む事が出来ました。

前半は、教室でSDGsの話しも交えながら、私たちの生活の中で「電気」がどの様に使われているかをみんなに考えてもらいました。そして、その「電気」をつくるために今はたくさんのCO2を排出している事、その事が「地球温暖化」の大きな原因のひとつになっている事などを事例を交えながら説明して、その様な中で私たちが簡単に取り組める事にはどの様な事があるのかをみんなで考えました。

その後、校庭に出て3つのコーナーに分かれてもらい、「ソーラースクーターのコーナー」と「ソーラー噴水のコーナー」で「ソーラー発電のパワーの体験」を、そして「自転車発電のコーナー」でペダルを一生懸命こいで発電する事によって「電気を作り出すことの大変さ」を順番に体験していただきました。

各コーナーでは、まず始めにこれから「体験」する事の説明と、その「体験」からどう言う事が判るかのヒントを話してから児童たちに「体験」をしていただきました。

「ソーラースクーターの体験」では、ソーラーパネルで発電した「電気」を「力」に変換してスクーターが走る事を説明し、グリップの開度に合わせて車輪の廻る早さが変化する事を見てもらいました。又、晴天の時と曇りの時とでは発電量に差が出る事を実感してもらうために、ソーラーパネルに影をつくって車輪の回転がグッと落ちる事も確認してもらいました。その後、自分たちで実際に運転をしてもらいソーラーパワーを体験していただきました。

「ソーラー噴水の体験」では、2メートル近く上がっている噴水が、ソーラーパネルの上に「雲」を形取った段ボールをかざすと、一気に出なくなる事を「体験」してもらい、自然エネルギーが天候に左右される不安定な一面もある事を理解してもらいました。又、ソーラーパネルの角度を変えると噴水の高さが変わる事を目で見て確認してもらい、朝夕と昼間の太陽の角度の差で発電量が変わる事も「体験」していただきました。

「自転車発電の体験」では、LED灯はペダルを軽くこいでも点灯するのに対し、白熱電球は一生懸命こがないと点灯せず、両者の消費電力の差を「こぐ力の差」として「体感」していただきました。

又、「テレビ」を点ける事にもチャレンジしてもらい、一生懸命にペダルをこいでテレビが点いた児童にはみんなから大きな拍手がありました。

最後にまとめとして、「環境」と密接につながっている「電気」を大切につかう事が「地球環境」を守る事にもつながるので、これからも頑張って「省エネ」に取り組んでください、と言う言葉で締めくくりました。