タイトル: バス!のってスタンプラリー♪
日付: 2006-03-26
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環境にやさしいバスを利用して“まち”を楽しむ
バスに乗って地域の名所などを巡るイベント「バス!乗ってスタンプラリー♪」を、3月26日、くずは・男山地域周辺で開催しました。これは、公共交通部会が、環境にやさしいバスを利用して“まち”を便利に楽しんでもらおうと作成した「くずは・男山バスタウンマップ」の完成記念イベントとして行ったものです。イベントには、多くの親子連れをはじめ約180人の市民が参加し、市民の森など地域の名所を楽しそうに巡るなど、バスを利用した休日のレジャーを楽しんでいました。
↑樟葉駅前広場に集まった参加者
大阪大学の松村先生が「バスとまちの話」
まず初めに、京阪樟葉駅前の広場に参加者が集まり、ネットワーク会議のメンバーである大阪大学の松村暢彦先生が「バスは、車より環境にやさしく、車に乗れない高齢者の足となり、子どもたちが社会のルールを学ぶ場になる」と“バスとまちの話”をし、バスタウンマップの使い方などを説明しました。
京阪バスや京阪宇治交通などの協力のもと行われたスタンプラリーでは、一日乗車券や「くずは・男山バスタウンマップ」などを手にした参加者たちが、それぞれバスに乗り込みました。
マップを手に市民の森や松花堂庭園など14か所のポイントを巡る
参加者は、市民の森や松花堂庭園、あらかし公園など14か所に設けられたポイントを、バスを効率よく利用しながら巡りました。
午後3時30分からは、再び樟葉駅前広場に集合し、多くのポイントを巡った人の表彰や、スタンプの並び方を競うビンゴゲームなどで楽しみました。
「バスに乗ってまちを巡るもの意外と楽しい」との声も
参加者からは、「ふだんバスをほとんど利用しないが、バスに乗ってまちを巡るのも意外と便利で楽しい」、「車イスで始めてバスに乗った」などの声が聞かれました。
車からバスへの利用転換に期待
車に依存できない高齢者などの外出手段として、また車中心の社会における環境負荷低減対策として、分かりやすいまちやバスの情報を提供し、車からバスへの利用転換を促進していくことが必要です。
日頃バスを利用しない人から「バスやまちを身近に感じることができた」「どのバスに乗ればよいか分かった」という声が聞かれたように、バスタウンマップを活用すれば、車からバスへの利用転換も期待できることが分かりました。
また、市民が中心に取り組んだことにより、くずは(枚方市)と男山(八幡市)という行政界を越えた自治会同士が一緒になって取り組めたことや、産官学民が協働したことも成果の一つと言えます。
ただ、参加者の募集では、申込の殺到が予想できず、自治会で案内を頂くより早く申込を締め切らざるを得ない状況になり、ご迷惑をおかけした自治会もありました。
「くずは・男山バスタウンマップ」は、生まれたばかりです。今後は、さらに地域の人々とともに、第2弾、第3弾……と親しまれるマップに育ていく予定です。
※くずは・男山バスタウンマップとは…人や環境にやさしいまちづくりを推進することをめざし、“バス”を使って、くずはや男山の“まち”を便利に楽しめるよう、市民が中心となって作る“おもしろ便利マップ”です。マップづくりでは、くずはや男山の自治会などの協力を頂き、概ね全世帯となる約2万6000世帯を対象にアンケートを実施し、897世帯の方から約2400件の意見や情報を頂きました。
↑バスに乗ってスタンプポイントを巡る
↑スタンプを押す参加者