タイトル: 環境保全を考える講演会とオペラ歌手のナチュラルコンサート
日付: 2005-03-20
ひらかたエコフェアの一環として開催
ひらかた環境ネットワーク会議、ひらかたエコフェア実行委員会、枚方市が、3月20日、「環境保全を考える講演会とオペラ歌手のナチュラルコンサート」を開催しました。この講演会は、市民、事業者、行政の三者が、地球温暖化など地球規模の環境問題解決のため、現在の大量消費の生活スタイルを問い直すことを目的とした「ひらかたエコフェア」の一環として、平成10年度から開催しているものです。会場となったラポールひらかた大研修室には、ひらかた環境ネットワーク会議の会員をはじめ140人の方が訪れ、大盛況となりました。
↑無農薬みかん作りに取り組む須藤登さん
須藤登さんが「みかん作りから考えた環境問題」を講演
第1部では、和歌山で無農薬みかん作りに取り組んでいる須藤登さんが「みかん作りから考えた環境問題」というテーマで講演を行いました。
須藤さんは、30歳で脱サラ後、海外に渡り環境共栄生活法を研究。現在は無農薬有田みかん園を経営する傍ら、全国で環境に関する講演会を行っています。
講演では、須藤さんが実践しているみかんの下にマメ科やイネ科の植物を生やす「草生(そうせい)栽培法」についての説明や、地球温暖化が私たちの日常生活に及ぼす影響、地球温暖化の抑制対策などについてお話されました。
最後に須藤さんは、環境を守る社会システムの必要性を強調し、「アイドリング規制や環境税などを導入すべき。環境に負荷を掛ける人は、それなりの負担を払う必要がある」と話し、講演を締めくくりました。
↑草生栽培法について説明する須藤さん
オペラ歌手の西村玲光さんが「赤とんぼ」などを熱唱
今回の講演会では、1部と2部の合間に特別パートとして、須藤さんの妻でオペラ歌手の西村玲光さんによる「ナチュラルコンサート」を行いました。
西村さんは、武蔵野音楽大学卒業後、ミラノ国立音楽院を修了。その後、パビーア国際コンクール1位など、数々の国際音楽コンクールで実績を残しています。
コンサートでは、「この道」や「赤とんぼ」などを熱唱、その美しい歌声を会場いっぱいに響かせていました。
↑「赤とんぼ」を熱唱する西村玲光さん
ひらかた環境ネットワーク会議の取り組みを紹介
第2部は、ひらかた環境ネットワーク会議がこれまでに取り組んできた環境保全の活動や、今後の方向性などを、パワーポイントを使ってわかりやすく紹介しました。
↑パワーポイントでネットワーク会議の活動を紹介
↑須藤さん、西村さんに谷﨑会長から花束贈呈