平成31年1月28日にさだ西小学校のエコクラブで環境出前授業の「酸性雨と私たちの暮らし」を行いました。
今回の環境授業は、実際に酸性雨を疑似的に作る体験も交えながら、酸性雨の原因とその影響、そして私たちの日常生活で、どうすれば発生を減らすことが出来るかを学習しました。
主な項目として次の項目に分けて行いました。
①酸性とは何か
②酸性雨の影響
③酸性雨の発生原因
④酸性雨の実験
⑤まとめ「私たちにできること」
最初に、児童たちに環境問題について知っていることを問い掛けたところ、地球温暖化やオゾン層の破壊、そして身近なごみの問題や排気ガスの問題は何となくわかっています。しかし、酸性雨について聞いてみましたが、知らない児童が大半でした。
今回は実験を交えた体験学習として、各班ごとにペットボトルに入った水道水のPH(ピーエイチ)を試薬で測定した後、ペットボトルに二酸化炭素(CO2)を、スプレー缶から吹き込み、キャップを締めて振った時の変化と、二酸化炭素が溶けた後の水のPHを測定してもらいました。
するとどうでしょう「酸性雨」と同じように「PH5.6」以下の酸性を示し、児童たちも目を見張りました。この後、地球に見立てた水槽に蒸気を送り、その中でマッチ(硫黄、リン)を燃やして、雨に見立てた水滴が更に強い酸性を示すことを実験を通して確認しました。
最後のまとめでは、私たちに出来ることは、地球温暖化防止の二酸化炭素を減らす取り組と同じことであること、更に緑化活動や物を燃やさないように、資源を有効に使う事の大切さを学びました。今回の授業を通じて、普段の行動の中で、二酸化炭素の発生少しでも減らす行動を意識してくれれば嬉しいです。
対象者:4.5.6年生 25名