【活動報告】環境ミニ講座「どんぐりクラフト『秋をお部屋に』」

暑い夏が終わり、過ごしやすい気候になってきた今日この頃。
外を散歩しているとどこからともなく、金木犀の香りが。
あー、秋だなー。と感じる場面が増えてきましたね。
そんな秋をお部屋の中にも取り入れていただこうと思い、10月26日(木)、生きもの調査会 植物部会の木村さんを講師に招いて、環境ミニ講座『どんぐりクラフト』を開催しました。

講師の木村さんが作られた可愛い生き物たち。

皆さん、『可愛い!!』と目を輝かせて見ていました。

材料となるどんぐりや木の実、種、葉っぱたち。
これが顔に見えるな!これを目にしようかな!など、皆さん真剣に選ばれていました。

作り始めると皆さん、真剣そのもの!
こうしたら可愛いかな!これを使うと帽子に見えるかな!と試行錯誤しながら作っていきました。
大人になっても何かを作るってワクワクするものですね!!

かわいい動物たちが完成しました♪

この時期になるとよく見かけるどんぐり。
普段何も意識せずに見過ごしているどんぐりですが、どんぐりというのは森を作る基本、なくてはならないものなのです。
どんぐりはクマやシカなどの大型動物から、リスやネズミなどの小動物まで、たくさんの動物たちが冬を越すための重要な栄養源となっています。
リスは冬を越すためにどんぐりを巣穴に貯め込むだけでなく、地面のあちこちに埋めて貯蔵したりもします。
しかし地面に埋めたまま忘れてしまい、そのどんぐりが発芽し、生長することも多いようで、そこからまたどんぐりの実ができ、落ちて動物たちのエサとなり…というサイクルができています。
この自然のサイクルにどんぐりは重要な役割を担っていることが分かります。
普段は何気なく見過ごすような小さなものでも、環境に大きく関わり、実は私たちの生活にとっても大事なものって身の回りにたくさんあるのだなと感じました。
皆さんにもそういったものを意識しながら生活していただくと、普段とは見え方も違ってくると思います。