団体会員との意見交換会を開催しました

9月13日(月)、ひらかた環境ネットワーク会議に入会されている団体と事業者の方々に「ひらかた環境ネットワーク会議」の進むべき方向性、協働のあり方についてご意見をお伺いするため、意見交換会を開催しました。特に議題を設定しなかったので、自由な意見の交換が進行しました。

《午前の部:市民団体》
団体名 :自然環境センター、おおさかパルコープ枚方行政地区、磯島高校 3団体7名

自己紹介
(磯島高校)

→我が校は、エコハイスクールに認定されている。水環境、エネルギー環境についての学習を行っている。天の川・黒田川等を水質調査と共に実際に見て歩くことによりデータを実感し、自分で感じさせることに重点を置いている。現在、学校版ISOの作成をサポート部会に依頼している。
(パルコープ)
→ISO14001認証取得。環境に関するいろいろな分野で活動している。主婦が多いので時間帯の問題もあってなかなか部会に出られないが、参加意識は強い。
(自然環境センター)
→現在会員100人。環境に関する学習会などを実施している。今後、小中学生に環境を考えてほしいと思っている。

意見集
◆ネットワークに期待するもの、どのように活動していくかについて。
(運営委員)
→枚方にある既存団体と協働していきたい。どのようにかかわっていけるかを考えたい。活動をよりOPENにして、活動に参加してもらいやすくしていきたい。
(行政)
→ネットワークに参加することで行政の仕事を理解してもらえるようにしたい。ネットワークに参加することで行政とのつながりが強くなる。
(団体会員)
→帰着点の見えない活動には参加しづらい。ネットワークが既存団体に協力する、その趣旨をOPENにしてくれるならば、既存団体もネットワークを利用しやすいのでは?
→自分達がこつこつやってきたことが実現出来る場となるのでは?と期待している。

◆ごみの分別と、ごみの減量について
・ごみの分別を徹底させるには、教育が必要。学校・家庭の両面から教育すべき。
・ごみを分別した後、それをどのようにして資源化していくのか?その筋作りが必要。
今、ごみの資源 化をすればするほど自治体がお金を払わなくてはならない状況にある。
これをどう変えていくか?それが課題。
・発生段階からごみをへらす工夫が必要。

《お昼の部:事業者団体》
団体名 :花村産業、ダスキン天の川支店、司電機、中村電機、北大阪商工会議所、
マイライフ新聞社、(いさむ自動車) 全6団体8名

自己紹介
(ダスキン)

→リースした1日分の雑巾を集めると数十トンの汚泥が出る(排出規制が厳しく、捨てることが出来ない)。現在は、この汚泥を利用しレンガや、植木鉢にしている。市民の意識がごみを減らすというレベルには至っていない。例えば、生ごみ等の一般家庭のゴミを減らそうと思うのならば、メーカーを巻き込んだ国レベルの取り組み、行政・事業・市民との協力が必要に思う。(啓発活動とシステム構築)加えて、全国民への啓発活動が必要だと思う。
(マイライフ新聞社)
→大量消費の風潮を正すべきだと思う。
(花村産業)
→廃油のリサイクルを行っている。いろんな方の意見が聞けると思い参加している。
(中村電機)
→・家具団地の地域レベルでネットワークに参加している。地域単位で全ての部会に出席している。
・地域ぐるみでの取り組みが必要だと考えている。
・生分解性プラスチック、フィルムを取り扱っている。
(司電機)
→太陽電池が本業。先日小学校での環境教育を実施し、今後も教育活動に参加していくべきか迷っている。
(商工会議所)
→リサイクル推進制度の説明

◆様々な意見集
(中村電機)
→我々が今、議論したことがどれほど実現するのか? 枚方市でどれほど我々の意見を吸い上げてもらえるのか? 例えば、ゴミを捨てる際に、個々人が責任を持てる社会を実現するために、記名して捨てることを提案しているが、なかなか実現の兆しが見えない。
(運営委員)
→やはり、各部会でワーキンググループを作り、その中に役所の担当部署の人間を入れて、煮詰めていく必要があるのでは? 抽象論ではなく具体論で話を進めることが必要。
(花村産業)
→ネットワーク会議は、表面的な話に終わらせず、実行に移したいのか?否か?これを見極めたい。
(運営委員)
→我々も実行の段階に移りたいと考えている。ただ、実効を生む段階に行くのは難しい、しかし市民の意識改革、行政の規制改革、事業者の組織力と力これらを束ねることで打破できると考えている。そのためにも議論を重ね、良いアイデアを出したい。団体さんとも意見交換を行いたい。
(運営委員)
→司電機さんに質問、「今後も教育活動に参加していくべきか迷っている」との事だが、どうしてですか?
(司電機)
→協力が難しい状況にある。学校が出前授業の日程を、決めてしまう。人員的にも厳しい。
(運営委員)
→行政が今後サポートすべき、人員的なサポート等。
(司電機)
→土、日なら協力しやすい。環境教育を担ってくれるボランティアの教育等で協力していきたい。
(中村電機)
→このネットワーク会議の提案が行政に通るように組織を育てていかねばならない。
(行政)
→ネットワークは市民、教育機関、行政の意識の異なりをコーディネートするような団体になってほしい。
→環境問題を改善するには、教育の部分にも手をつけていかねばならない。環境に悪くても安ければ購入する、こういう意識の改革を行う必要がある。
→企業は、業績が安定しないとなかなか環境活動に手を出しにくい。

以上です。ご参加いただきました団体・事業者の方々、お忙しい中、有難うございました。
皆様のご意見・ご要望は、今後の活動に活かしていきたいと思います。