さだ西小学校で、7月11日に前期4回の最終となる「環境出前授業」を行って来ました。
今回のテーマは「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう(屋内版)」でした。
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前半の「講義」では、このテーマの、SDGsの中での位置づけを説明する事から始めて、「地球温暖化のしくみ」を切り口に、その原因の1つとなっている私たちの生活になくてはならない「電気エネルギー」について、「電気が作られる原理」や「いろいろな発電の方法」とその「割合」がどうなっているか、又、環境にやさしい発電方法にはどんなものがあるか、そして発電所から送られてきた「電気エネルギー」が家庭の中でどの様に使われているのか、そして、その「電気エネルギー」を無駄に使わないための工夫」について、学習していただきました。
後半の「体験」では、児童を3班に分けて、①「省エネ、エコ発電」の体験コーナー、②「いろいろな自然エネルギー」の体験コーナー ③「電気エネルギーの変換」の体験コーナー、の3つのコーナーを用意して順番に回っていただきました。
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①では、自分たちで模型の「LED灯」と「白熱灯」を手廻し発電機で点灯させて、必要とする「力」の違いを「手応えとして実感」してもらう事によって消費電力の差を「体験」していただきました。
又、同じ照度のLED灯、蛍光灯、白熱灯がどれだけの電力を消費しているかをワットメーターで数値として確認してエコ意識を高めていただきました。電磁誘導で電気を発生させる発電原理模型も使用して発電の原理も「体験」していただきました。
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②では、「自然エネルギー」を利用した太陽光発電、風力発電の模型を持ち込んで、いろいろな風力発電機をうちわであおいでLEDを点灯させたり、電球で照らしたソーラーハウスの屋根の太陽光パネルを段ボールの「雲」で覆う事によって発電しなくなる事を「体験」していただいたり、しかし、それが「蓄電池」を備えたソーラーハウスではその欠点がなくなり「天候に左右される不安定な発電方法」とされていた「再生可能エネルギー」の可能性を理解していただいたりしました。
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③では、発電所から家庭などに届いている「電気エネルギー」が、「光に変わったり」、「力に変わったり」、「熱に変わったり」する事を、手廻し発電機と「電気エネルギー変換実験パネル」を使って「体験」する事によって、「電気エネルギー」が私たちの生活と密接につながっている事を理解していただきました。
最後に、「ひらかた環境ネットワーク会議」と「枚方市」が共催で以前から取り組んでいる「ひらかたみんなでECO宣言」の結果報告パンフレットの最新版を配布して、日常生活での「省エネ行動」や「節電」への取り組みの大切さを具体的に紹介しました。
そして、まとめとして、「皆さんが何気なく使っている「電気」も「CO2」の発生源であり「地球温暖化」の原因の1つである事を理解して「省エネ」に取り組みましょう」と言う事と、「省エネ」をすると家庭の電気代や水道代などが少なくなると言うメリットもありますが、本当は「皆さんが大人なった時の、未来の地球環境を守っていくために必要な事なのです」、と言う言葉で締めくくりました。