11月8日に第 回環境ティールームを開催しました。参加者6名。今回のテーマは「暮らしの中の洗剤」。日ごろ感じていることや、TVCMのこと、洗剤を減らす方法などを下のように自由に話し合いました。
(1)日ごろ使用している石鹸や洗剤を書き出してみよう!
各自、用途別に使用しているものをそれぞれ書き出してみました。
みんなの意見をまとめると次のようになりました。
中には、「洗剤は一切使わず、石鹸と重曹とお酢だけで十分です」という方もおられました。
<洗う物>
食器洗い用:中性洗剤、石鹸、食洗器専用洗剤、重曹、ほとんど使用しない(お湯や水)
衣類の洗濯:洗濯洗剤、石鹸、襟汚れ部分用
身体用 :シャンプー、ボディソープ、石鹸、洗顔フォーム、手洗い用除菌ソープ、
<掃除用>
台所:クレンザー、重曹、セスキソーダ、酢、石鹸
トイレ:トイレ用洗剤、使わない
浴室:浴室用洗剤、重曹、石鹸、カビ取り剤、使用しない、
他:住居用洗剤、重曹、洗濯槽洗い専用洗剤 使用しない
<併用して使用するもの>
衣類の柔軟剤、リンス、など
たくさん出てきました。もっとあるかもしれませんね。
(2)暮らしの中で感じていること疑問に思う事
〇多くの種類の洗剤は必要か?
・「よく落ちる」「簡単に落ちる」と聞くと、つい買ってしまう。
汚れはどうやって落ちるのかを知ることが大切です。
汚れには化学的なものと物理的なものの2種類あります。
①化学系のもの(油汚れ、皮脂、しみ):化学的n落とす
石鹸や洗剤を使用して界面活性剤・泡の力で汚れを落とす
②物理的汚れ(泥汚れなど):物理的に落とす=こする、磨く
〇洗剤をできるだけ使わない暮らし
・洗濯は、石鹸を熱いお湯でしっかり溶かし泡立ててから使用する。泡立てることが大切。このひと 手間が大変な方が多い。
・汚れは、まず水やお湯でおちないかやってみる。ほとんどの汚れは落ちる。
・重曹を使用する場合は、パラパラとまいて使用。大体でOK。
・漂白が必要な場合は、酸素系漂白剤を使用する。
・食器洗いは、ヘラなどで汚れをしっかり取ってから洗う。汚れをふき取る。
・全部を排除しなくてもできるところから取り入れることが大切。
〇香害について
・衣類から放つ香り(臭い)がきつく、気分が悪くなる。
・経皮毒が気になる
・なくてもいいのではないか。必要性を感じない。
・若い人の中には、入れなければならないと思っている人もいる。
〇ポンと入れる洗剤について
・溶け残ることが多い
・洗濯量に応じて調整できない
〇除菌効果の高いもの、
・「テーブルを水拭きするとばい菌を広げている」「手にはばい菌がいっぱい」などのCMは、子供に悪影響。誤った認識を与えかねない。
・手に必要なバリアが壊れる
・必要以上な除菌は逆効果。菌を全て除いては生きていけない。
(3)未来の子供達にいい環境を残すため私達はどうしていけばいいのでしょうか。
①「こういう社会になったらいいなあ」と思う事
②「どうしたら、そういう社会になるか」考えること
③「そのために何が必要か」みんなで考え行動すること
一昔前、洗剤が普及し始めたことで、「生分解性が悪い」こことや「冨栄養の問題」で大きな環境問題となった時、消費者は声を上げたことにより、洗剤メーカーは改良を重ね問題となる成分を使わない洗剤を開発しました。
このように、私達市民が、必要か不必要かを自分で判断し、必要のないものには“NO“と、必要なものには”必要“と声をあげていくことが大切です。
<2018年11月15日 更新>