【環境出前授業報告】樟葉北小学校「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう」

樟葉北小学校で11月22日(月)に4年2クラス(38名)を対象に、総合学習の時間を使って「環境問題と電気エネルギーについて学ぼう!(屋内版)」の環境出前授業を、新型コロナ感染対策に沿って行いました。

最初に今回のテーマとSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標との関係を説明し、今の便利な生活の一方で「二酸化炭素」などの温室効果ガスの増加による「地球温暖化問題」の原因と影響について学んでもらいました。

電気エネルギーを作るためには色々な発電があることをスライドで説明すると共に、模型を用いて児童たちにも発電の体験をしてもらい、現在の発電所の約80%が二酸化炭素(CO₂)を発生する化石燃料を使った火力発電所であり、太陽光や風力発電など自然ネルギー(再生可能エネルギー)の活用と電気エネルギーを無駄に使わないことの大切さを、児童と共に学習しました。(授業風景ー1)

特に環境出前授業(屋内版)として独自に製作した、圧力釜を使った高圧水蒸気でタービンを回す「火力発電」と、水の落差を利用して水車を回す「水力発電」の模型で、実際に発電してLEDランプが点灯した時は、児童と担任の先生から驚きの喚声と拍手がありました。(授業風景ー2)

この後、実際の体験学習として「A:省エネ体験」、「B:再生可能エネルギー体験」、「C:電気エネルギー変換体験」のコーナーを全員に体験してもらいました。中でも「C」の手回し発電による「熱・回転・光・音」の変換では、手回し発電機が壊れるほど、また再生可能エネルギーコーナでは風力発電の模型を動かす団扇の柄が折れるほど、力いっぱい体験してくれました。(体験風景1,2,3)

最後のまとめとして、ひらかた環境ネットワーク会議が作成し、小学校にも配布した「エコ宣言シート」の集計報告を行い、日常生活で「省エネや節電」の取り組みの大切さを、具体的に紹介することが出来ました。授業の最後に、先生と児童たちからお礼の言葉を頂いたことで、私たちも元気を頂きました。

さらに、授業終了後も数名の児童がノートをもって、関心のあった発電模型について質問してくれました。